最近マスタリングでやっていること（詳細は概要欄をご覧ください）
keiseiです。
最近マスタリングで意識していることやかけているエフェクトを紹介してみたいと思います。
曲は拙作「ブライトシティ」のリテイクになります。
フル音源: https://piapro.jp/t/Kxj3
字幕を入れるのが面倒なので、こちらで補足させて頂きます。
・マスタリングまで一人で完結していい曲であれば、プロジェクトファイルの中でマスタリングエフェクトをかけながら作業する
・以前は2mix用のプロジェクトとマスタリング用のプロジェクトを分けていたが、マスタリングで全体の鳴りが変わってしまうため、2mixからいじり直すことが多く同じプロジェクトの方が楽という見解に
・非力なPCでは、トラックは適宜フリーズして作業する
・マスタリングエフェクトを挿すと重くなるので
・Logic Proのフリーズにはシンセだけフリーズするものとエフェクトまで含めてフリーズする2種類の方式があるので、うまく使い分けると便利
・マスタリングエフェクトをかける前の音量は十分に下げておく
・Shadow Hills Class A Mastering Compressor
・アナログ感付加
・OptoコンプとVCAコンプそれぞれで1dbずつぐらいつぶす
・M/S設定にしておく（気持ちだけ・・・）
・出力トランスは気持ち良いものを この曲では真ん中のIronにしています
・Linear Phase EQ
・変化確認用
・処理の前後でどのように音が変わったかを一部の帯域だけピンポイントで聴きたい場合にオンにして、フィルターをかける
・マスタリングには使わない
・一部の帯域／チャンネルだけ聴くのはMetrics A/Bとかでもできるので他のを使ってもよい
・OTT
・プロジェクト作成当初から挿さっていたので挿したままにしている
・最近は1から作り始める時はあまり使わない傾向
・Ozone 9 Vintage Comp
・デフォルトの設定で1dbぐらいつぶれるようにスレッショルドを調整
・ハイパスフィルターを100hzなどにしてキックに反応しすぎないようにする
・Ozone 9 Dynamics
・「Modern Dynamics」プリセットをかけて、少しつぶれるようにインプットを調節
・マルチバンドコンプ周りはもう少し勉強したい・・・
・Ozone 9 Vintage Tape
・アナログ感の付加
・Speedを15にして、LowとHighのひずみをかける
・Ozone 9 Imager
・ステレオ感の付加
・それぞれの帯域をちょうどよく感じるまで上げる
・Ozone 9 Exciter
・主に高域の倍音付加
・Oversamplingをオンにしておく（オフだとかかりが悪い気がする）
・それぞれの帯域を気持ちよくなるまで上げる
・Ozone 9 Vintage EQ
・音質調整
・Mid/Sideモードにする
・それぞれをソロにして聴きながら気持ちよくなるようにいじる
・300hzがモコってることが多いのでよく300hzはさげている
・上のきらびやかさがほしいのでよく12kをあげている
・Sideのドンシャリ感が足りない時は500hzをさげる
・Ozone 9 Maximizer
・モードをIRC IV - Modern にする（重いので、作曲編曲を進めている間はIRC Iとかにしておく）
・気持ちよく感じるまでスレッショルドを下げる
・Characterをいじるとキックとベースが気持ちよく分離されるところがあったりするので試してみる
・Transient Emphasisを有効にするとキックがいい感じで強調されたりするので試してみる
・後段のInvisible Limiterとの違いは、Maximizerは音圧上げ、倍音付加、味付け、トランジェントの調整のために使い、Invisible Limiterは最後の音圧調整に使う
・Invisible Limiter G3
・グラフィックが重いので、数値だけ表示するモードにしています
・サビのRMSが-8いくぐらいまでInput Gainを上げる
・Oversamplingは適度に上げる この曲では# 4にしています
・重いので、バウンスする時に使う 作曲編曲の間は挿さなかったりOzone 9のVintage Limiterで代用したりなどしています
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